髪やのブログ
2025.06.19
親が80歳を迎えるという事
今年も早いもので、もう6月も終わろうとしています。梅雨入りしてからまとまった雨もありましたが、その後は暑い日が続いていますね。蒸し暑い日々の中、大雨による災害がないことを願うばかりです。
私自身もだんだんといい歳になってきたなと感じる今日この頃。ふと気づけば、私と家内の両親も80歳前後を迎えました。親の体調や生活の様子に目を向けることが増え、日々の変化を実感しています。
幸いにも、私の母は、今のところ大きな病気もなく過ごせており、「足が少し痛い」「血糖値がちょっと気になる」など、ある意味“幸せな悩み”と言えるような日常が続いています。こうして私たちが仕事に集中できているのも、親が日々を自分たちなりに頑張ってくれているおかげ。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな中、家内の母が認知症と診断されました。
以前はハキハキと元気な方だっただけに、正直なところ戸惑いや不思議な気持ちもあります。家内には兄弟が3人おりまして、今はお兄さんの提案で、母の様子を見守るためにご自宅にカメラを設置しています。
その映像を見ていると、「認知症」というのは、私たちが名付けた一つの枠組みであって、実際は、お母さんが本能のまま、精一杯生きておられる姿だと感じることがあります。
そこには困らせようとする悪意など一切なく、むしろ人間らしさそのものがにじみ出ている様にも感じます。
ただ、それでも親子だからこその葛藤や複雑な気持ちは、やはり出てくるものだと思います。
「もう少し先のこと」と思っていた出来事が、今こうして身近になりました。お客様の中にも、ご両親の介護や認知症について語られる方が多くおられます。子供たちが成長するのと同時に、気がつけば親も大きく年を重ねているのですね。
日々の中で感じるいろいろな思い。特に今回は、神様からいただいた学びのようなそんな事感じたりしています。
家内の母の姿を見ていると、以前より穏やかに過ごしている時間もあるように思います。
そして、家内の兄弟たちの姿には本当に頭が下がります。きっと大変なことも多い中で、「ありがとう。おかげ様で。」の言葉に、私はあらためて人の強さや優しさを感じました。
これからも、時間は流れていきます。そんな中で色んな事が起きて、「何を感じるか」が、これからの人生を豊かにする鍵になるようなそんな気がしています。