今年は梅雨明けが早く、例年よりも長い夏になりそうですね。皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか?
最近、私自身ChatGPTという対話型AIをよく使うようになりました。
文章の構成や考えの整理を助けてくれたり、自分の聞きたいことを入力すると、ダイレクトに答えが返ってきたりと、本当に時間の短縮になっています。
もちろん、今もGoogleやYahoo!などで検索をするのが日常ですが、ネットの情報はたくさんありすぎて、欲しい答えにたどり着くまでに時間がかかることもありますよね。
その点、ChatGPTはまるでひとりの人と会話しているような感覚で、スッと答えを引き出してくれる便利な存在です。
とはいえ、最終的に「どうするか」は自分自身が判断するもの。
ChatGPTとの対話の中でも、「そういう考え方もあるんだな」と感じることが多く、自分の視野が広がる感覚があります。
本来は、本を読んだり、静かな時間を過ごしたりして、ゆっくり学ぶことが理想だと分かってはいます。ただ、現実には、皆さん毎日忙しくされていて、ぼーっとする時間すらなかなか取れないのではないでしょうか?
だからこそ、「すきま時間」に少しでも効率的に情報を得たい、という思いが私にもあります。そんなときに、ChatGPTのようなツールはとても便利です。
けれども、世の中には「白黒はっきりつけられない」こともたくさんあります。
むしろ、グレーな部分にこそ人間らしい考え方や感性が求められるように思います。
実際、日常生活の中で「これが絶対正解!」というものばかりではありません。
先日、お客様との会話でこんな出来事がありました。
ヘアカラーをされるお客様のカウンセリングをさせていただいていた時。そのお客様はこうおっしゃったのです。
「AIもいいですが、私は、今、髪やさんと話ににきてますしね。笑」と。
この一言が、心に深く響きました。
まるで、「ChatGPTに入力するんじゃなくて、あなたの声を聞きたいんです。」と言われているようで、私にとっては何よりの励みでした。
ChatGPTのような存在は「効率的な情報提供」には長けていますが、
「誰かにとっての本当の答え」は、人の心に寄り添って、話を聴いてくれる存在の人間からこそ得られることが多い。
私は、そんなふうに聞こえました。
人と人との信頼関係は、一朝一夕にできるものではありません。
時間をかけて、日々のやり取りの中で少しずつ築かれていくものだと思います。
正解をズバリ早く出すだけが、良い仕事ではない。
お客様のお話に耳を傾け、その方にとって本当にお役に立つ答えを、私自身が感じ、考え、素直にお伝えする。
そんな仕事を、これからも丁寧に続けていきたいと、改めて思いました。
これからもご縁をいただいたお客様を大切に。
そして、沢山のお客様は、させて頂けませんが、小さなお店だからこそ出来る信頼の積み重ねを大切にする為に常に心と技術を磨き、日々コツコツと励んでまいります。